導入前の困りごと 導入費用
【要点解説】WinActor導入費用の考え方とは?シナリオ作成、運用・保守の費用を考える
WinActor導入を検討する際に欠かせないのが、導入費用の調査・検討です。
WinActorはPC1台から導入することができ、スモールスタートで始めることが出来る製品です。他のRPA製品よりも比較的安価に導入が可能かつ全社拡大にも対応できる製品として、多くの企業に導入されています。
『スモールスタートができる』ということで、「どのくらい低コストで導入できるだろう?」と、Webで調べたり、セミナーへ参加されたり、情報収集を行われていると思います。
弊社でも毎週セミナーを開催しており、参加されたお客様からコストについて様々なご質問をいただきます。セミナーに参加されたお客様から「聞けてよかった」とご好評いただいているのが、「導入を成功させるために必要な費用の考え方」。
本記事では導入費用の考え方について、「導入時」と「導入後」に切り分けて、解説します。
1.導入時のライセンス費用
2.導入後のシナリオ作成、運用・保守費用
3.まとめ
1.導入時に必要な費用
WinActorの導入の流れは上図の通りです。ライセンス導入時には、WinActorライセンスの費用が必要です。
フル機能版(ノードロック) | 実行版(ノードロック) | |
---|---|---|
標準小売価格(年) | 908,000円/年 | 248,000円/年 |
月額 | 75,000円/月 | 20,000円/月 |
ライセンスの標準小売価格はフル機能版908,000円、実行版248,000円です。
まずはスモールスタートで始めたいという方に対して、フル機能版1台からの導入をご提案しています。
※導入時の計画や体制に合わせて、ライセンス本数や種類、管理ツールの要否の検討をお手伝いしております。
2.導入後の費用
導入を検討中のお客様が見落とすポイントというのが、ライセンス導入後にかかる費用です。
「シナリオ作成」「運用・保守」にかかる費用の検討を後回しにしないよう注意しましょう。
シナリオ作成、運用・保守の費用を検討するために、まずは各工程の内容を押さえましょう。
WinActorは製品を導入して終わりではなく、その後の運用が肝心です。
シナリオ作成は、WinActorを使用して業務を効率化するために欠かせない工程であり、導入初期の段階ではこの工程に一番時間を割く必要があります。
それは、シナリオが完成しない限り、RPAの効果を出すことは出来ないからです。
また、シナリオを完成させ、運用していったとしても、業務フローの変更などにより、シナリオに変更が必要になった際には改修作業が発生します。
シナリオ作成、運用・保守には、必ず時間を割く必要があるのです。
下の表は、シナリオ作成、運用・保守について必要な検討事項と対応事項をまとめています。
シナリオ作成 | 運用・保守 | |
---|---|---|
内容 | 対象業務のシナリオを作成 | 作成したシナリオの運用・保守 |
検討事項 | ・業務フローの整理 ・例外パターンの整理 ・エラー発生時のフローの整理 等 |
・シナリオの運用方法の整理 ・業務フロー変更による影響 ・業務システム変更による影響 |
対応事項 | ・検討事項に合わせたシナリオの作成 ・シナリオに関するドキュメントの作成 |
・シナリオの運用を管理 ・検討事項に合わせたシナリオの改修 ・シナリオに関するドキュメントの修正 |
また、シナリオ作成、運用・保守の対応事項をどのような体制で実施するかによって
必要な費用が変わります。
①自社で対応する場合と②外部に委託する場合の2通りの体制について、
必要な費用は下の図のように異なります。
①自社で対応 | ②外部に委託 | |
---|---|---|
内容 | シナリオ作成、運用・保守を 自社の従業員で対応する |
シナリオ作成、運用・保守を 代理店に委託する |
費用 | ・教育費用 | ・委託費用 |
メリット | ・自社で対応できるので費用を抑えることができる ・業務や環境が変更した時のシナリオ改修を 迅速に行える |
・プロが対応するので高品質、 短期間でシナリオを開発できる |
デメリット | ・作成スキルの習得に時間がかかる ・人材不足の場合、RPA推進が滞る |
・作成、保守の度に費用がかかる ・緊急の修正対応はできない場合がある |
<お客様事例>
完全な内製化が難しい導入初期は「導入効果を確実に得る」 「シナリオの見本を作る」ことを目的に②外部に委託を選択し、
中長期的には①自社で対応(内製化)を前提として体制構築をおこなっております。
3.まとめ
お客様の体制次第で、検討すべき項目と必要な費用が変化します。
そのため、WinActor導入は単純に「ライセンス費用」だけでは語れないのが実態です。
シナリオ作成を自社で対応するにしても、外部に委託するにしても、
WinActorをよく知る熟練者のサポートが必要です。
WinActor導入検討時には、ライセンス費用+必要なサポート費用を考慮し、
導入に必要な費用を算出しましょう。
ブレイン・ゲートではお客様の導入費用に関するご相談を無料で受け付けています。
RPA体制のご相談から費用の概算見積まで、お気軽にご相談ください。
詳しくは WinActorのサポートをご覧ください。