導入前の困りごと 3つのDXツールについて解説(kintone・RPA・AI-OCR)
3つのDXツールについて解説(RPA・AI-OCR・kintone)
2023年8月24日 更新
デジタルテクノロジーの進展と共に「DX」という言葉を耳にする機会が増えてきました。
DXとは、デジタルトランスフォーメーションの通称で、IT技術を活用して、業務の効率化や生産性の向上、新たな価値の創出を図る取り組みのことを指します。
本記事では、「RPA・AI-OCR・kintone」の3つのDXツールについて、事例を交えて解説します。
目次
1.RPAとは
2.AI-OCRとは
3.kintoneとは
4.3つを組み合わせた事例
5.まとめ
1.RPAとは
RPAとは、人がパソコンを使用して行う操作・業務をソフトウェア・ロボットによって自動化・効率化を図る仕組みのことです。
パソコン上で行う定型業務であれば、業界・業種を問わず、活躍します。
これまで時間がかかっていた定型業務を自動化する事ができ、業務によっては90%以上の稼働時間の削減が可能です。
弊社で取り扱っている「WinActor」もRPAツールの1つで、ノーコードで部品(ノード)をドラック&ドロップで並べていくだけで、
業務操作の自動化ができることが特徴です。
WinActorは国内シェアNo1のRPAツールで、導入社数も7,700社を突破しています。(2023年3月時点)
2.AI-OCRとは
AI-OCRとは、OCRとAI技術を組み合わせたソリューションです。
AI技術の搭載により、より正確に文字を読み取ることができるようになりました。
画像データやスキャナーで作成したPDFなど、文字が画像化されたファイルには、
パソコンで扱うことができる文字データが含まれていません。
しかし、AI-OCRを利用することで、画像の文字を文字データとして認識して、パソコンの中で利用できるようになります。
これにより、「大量の紙やPDFを見ながら人の手で入力を行う」といった業務を削減することができるようになります。
弊社のAI-OCRは、同じAIを搭載したソフト全体として「読取率No1」かつ「国内シェアNo1」のAI-OCRで、2,300社を超えるお客様が利用されています。
3.kintoneとは
kintoneとは、サイボウズ株式会社が提供しているクラウド型業務アプリケーション開発サービスです。
業務のデータはクラウド上のデータベースに格納され一元管理します。
また、ローコードで、開発の知識が無くてもドラック&ドロップで項目を並べていくだけで、
案件管理や在庫管理などのWEBアプリケーションを簡単に作成することができます。
既存のExcelデータを比較的簡単にデータベース化できる仕組みが用意されています。
また、豊富なプラグインが用意されており、JavaScriptやAPIを利用して外部サービスや基幹システムとの連携もできます。
導入社数も20,000社を突破しており、幅広い業種で利用されています。
弊社でもお取り扱いをしています。
4.3つを組み合わせた事例
上記3つのツールを組み合わせると、以下のような業務を改善し、課題を解決することができます。
製造業:破損した製品の写真を撮影し、報告書を作成する業務
改善前の業務の流れ
(1)工場にて、製品・機械・設備の破損やトラブルが発生
(2)現場の担当者が写真を撮影
(3)紙の報告書に状況をメモとして記載
(4)各担当者がExcelに記載
(5)部品の交換を対応
課題
それぞれの担当者が紙やExcelに記載をしており、情報が一元化されていない。
・紙の報告書を作成
・部品交換の管理Excelを更新
・交換する部品の在庫数管理Excelを更新
・トラブル対処関連のExcelを作成
対応する担当者が異なるため、案件によっては数字や内容にずれが発生していて、
また、Excelファイルのサイズが大きくなり破損するリスクがあった。
導入後の業務イメージ
(1)スマートフォンにて撮影した写真をkintoneにアップロード
(2)紙の報告書は、AI-OCRで読み取りを行い、RPAでkintone上の情報に自動追加
(3)その他、各担当者がそれぞれ行っていた管理を、kintone上で管理・紐づけをし、RPAで情報の整理・自動更新を行う
(4)kintoneからデータを出力して、月/年単位で集計している報告書にRPAで自動転記
導入後の効果
・情報を一元管理することで、数字のずれが発生しなくなった
・後でデータを探す際に、kintone上で素早く参照することができて楽になった
・月/年単位で集計をしている報告書を作成する手間がなくなった
・入力から報告書の作成まで自動化することで、担当者は分析といった考える業務に注力することができるようになった
4.まとめ
本記事の内容はいかがでしたでしょうか。
今回事例でご紹介した業務以外にも、様々な業務に3つのツールを組み合わせて適用することで、改善できることが数多くあります。
それぞれ1つずつでも効果のあるツールですが、組み合わせることでより大きな効果を期待できます。
興味がありましたら、下記のフォームからお気軽にお問い合わせください。