導入前の困りごと AI-OCRの使い方4選
AI-OCRの使い方4選
業務効率化の手段のひとつとして、「AI-OCR」を選択する企業が増えています。
AI-OCRとは、印刷された文字や画像内の文字を読み取り、文字データに変換する技術のことを指します。
AI-OCRって何?という方はこちらの記事をご覧ください。
業務上のやり取りを紙やFAXでおこなう企業は日本に多くあり、慣習化したその業務フローをなかなか変えられずに悩んでいるという声をよく耳にします。
AI-OCRを使用して、紙文化の残る企業でも業務効率化・省力化を実現することができます。
今回は、様々な場面で活躍しているAI-OCRの事例の中から、よく使われている場面を4つご紹介します。
目次
1.AI-OCR 導入のメリット
2.AI-OCR 使い方4選
3.RPAとの組み合わせ
4.まとめ
1.AI-OCR 導入のメリット
AI-OCRを利用することによって、人が目視で書類を確認し、タイピングを行っている作業を減らすことができます。
それによって、作業時間削減、業務担当者の心理的負担削減を期待することができます。
最近では、紙ではなく、PDFで書類のやり取りをしていることも多いかと思われます。
しかし、最終的には、社内システムにPDFの内容を入力しているため、AI-OCRの需要は高まっています。
2.AI-OCR 使い方4選
AI-OCRが活躍する場面を簡単に4つご紹介いたします。
・注文書 請求書
取引先からいただく注文書、請求書をデータ化する際にAI-OCRは活躍します。
最初から全てを主要な取引先の書類を設定するだけで、大きな効果が期待できます。
・申請書 提出書類
自治体や病院等の公共機関での主な使い方として、申請書、提出書類の読み取りがあります。
枚数や項目数が多く、人力でタイピングしてデータ化するのは反復作業で誰でもでき、ストレスが溜まる作業となり非常に大変な作業です。
・チェックシート 業務報告書
工場や現場で、PCをその場で使用することが難しい場合や、複数人体制で1枚の紙に記入している場合、紙のチェックシートや業務報告書をAI-OCRで読み取るケースが多いです。
・アンケート 資格勉強の回答チェック
採用活動や研修、勉強会を開催することが多い企業では、アンケートを集計する際にAI-OCRが利用されています。
また、社内で資格取得を推進している企業様では、アンケートや回答用紙の記載をチェックするのにAI-OCRが使われていることもあります。
3.RPAとの組み合わせ
ご紹介したAI-OCRの使い方ですが、RPAと連携して使われることがよくあります。
(1)フォルダ内に対象のPDFを格納
AI-OCRで読み取りたいファイルを人の手で配置します。
(2)RPAが特定フォルダを監視
AI-OCRで読み取りたいファイルが特定のフォルダに配置されたかを監視します。
(3)RPAがAI-OCRへアップロード
配置されたファイルをRPAが検知し、AI-OCRと連携してファイルをアップロードします。
(4)AI-OCRがCSVへ出力
アップロードされたファイルをAI-OCRが読み取り、CSVに出力します。
(5)出力されたファイルをRPAが検知して処理
出力されたCSVファイルをRPAが操作して、システムへの転記や編集、加工を行います。
弊社では、AI-OCRとRPAを組み合わせたセミナーを実施しています。
興味がございましたら、こちらの記事をご覧ください。
4.まとめ
本記事の内容はいかがでしたでしょうか。
AI-OCRは、他にも様々な使い方ができます。
どういった使い方できるのか、迷われた際には、是非お問い合わせ下さい。
又、以下の記事では、AI-OCRの効果測定を検証について記載しております。
こちらも是非ご覧ください。
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