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導入前の困りごと 生産性向上のために取り掛かるべき施策

生産性向上のために企業が取り掛かるべき3つの施策

新型コロナウイルス感染症の拡大により、企業は生産性向上に取り組み、ポストコロナに向けた準備を進める必要があります。
本記事では、生産性向上とは何かを解説し、企業がまず取り掛かるべき3つの施策をご紹介します。

目次
1.生産性向上とは
2.コロナ禍で生産性向上が注目される理由
3.企業がまず取り掛かるべき3つの施策
4.スモールスタートにおすすめのRPA製品
5.まとめ

1.生産性向上とは

生産性とは、企業が投入した生産要素に対して、どれだけ成果(付加価値)を生み出せたかを表すものです。

投入した生産要素に対し、生み出された成果の割合が大きいほど生産性が高いといいます。
生産性には3種類あり、労働の視点から見た「労働生産性」、資本の視点から見た「資本生産性」、投入した生産要素すべてから見た「全要素生産性」があります。
生産性向上とは、生み出す成果の割合を増やすか、投入する生産要素を減らすかして、相対的に企業の生産性を高める仕組みのことをいいます。

3種類の生産性の中でも、企業活動の現場でよく用いられるのが「労働生産性」です。
労働生産性は労働者1人あたりが生み出した成果のことを指します。
少子高齢化が進み、労働力の減少が課題となる現代日本において、労働生産性を上げることは企業経営にとって急務といえます。

生産性向上と業務効率化

また、生産性向上と混同して使われやすい言葉に「業務効率化」があります。
業務効率化とは、業務をより効率的にするための改善に向けた取り組みをいいます。
ある作業にかかる時間の削減や、作業の無駄をなくしコストを下げることなども業務効率化の取り組みのひとつです。
業務が効率化すれば、必然的に1人あたりの生み出す成果が増えるため、生産性向上にも繋がります。
つまり、企業は生産性向上のために、業務効率化によるコスト削減と成果(付加価値)の創出に取り組む必要があります。

2.コロナ禍で生産性向上が注目される理由

生産性向上への取り組みは、政府が働き方改革を掲げたことで大きく注目されるようになりました。
加えて、新型コロナウイルス感染症の流行を受け、生産性向上は企業にとって大きな命題になっています。

コロナ禍の影響

・生活様式の変化を受け、顧客ニーズが変化
→それにより業績が落ち込む企業が発生

・緊急事態宣言を受け、テレワークなど働き方に変化
→それにより業務に影響が発生

企業はコロナ禍で起きた変化に対応し、その上で更なる付加価値を生み出すことが求められます。
そのために、デジタル技術を用いて変革をおこなう「DX(デジタルトランスフォーメーション)」に注目する企業が増えています。
付加価値を創出し、生産性を向上させるために、企業は様々なアプローチで変革に臨んでいます。

3.企業がまず取り掛かるべき3つの施策


生産性向上のためにまず取り掛かるべき施策として、3つの施策をご紹介します。

1.業務の見える化
2.業務の平準化
3.業務の自動化

(1)業務の見える化

1つ目は業務の見える化です。
業務内容を見える化することで業務改善のポイントを見つけることができます。
作業の取捨選択や、個人が持ちきれない業務をチームで分け合うなど、
生産性を上げるための改善に繋げるために見える化は必須といえます。

(2)業務の平準化

2つ目は業務の平準化です。
業務フローやルールが平準化されておらず、個人に属人化されていると問題が発生しやすくなります。
たとえば、独自のルール設定で工数が増えたり、作業品質に差が出たりと、生産性を下げる結果が予想されます。
また、担当者の異動や退職の際の引継ぎのことを考えると、業務は属人化されていないことが望ましいです。
そこで、業務マニュアルの整備・共有をおこない、業務の平準化に取り組みましょう。
正確なマニュアルを用意し、最新の状態に保つことで作業品質を均一にし、生産性向上に繋げます。

(3)業務の自動化

3つ目は業務の自動化です。
自動化というと工場などの製造ラインの自動化をイメージしやすいですが、
ホワイトカラーの業務の自動化も主流となってきています。
データをシステムに入力する単純作業や、フォーマットの決まったレポート作成など、
バックオフィスの業務で自動化は大きく効果を発揮しています。

例)
・複数のファイルから情報を取得し、報告書を作成する業務で、作業時間を90%以上削減することに成功
・従業員の交通費確認業務について、経路検索から照合確認まで作業時間を80%以上削減することに成功
・カスタマーセンターに届くお問合せメールに対し、内容に合わせてメールを返信する業務で、リードタイム短縮に成功

このようなホワイトカラー業務の自動化を進める技術を「RPA」といい、生産性向上を目指す企業の多くで導入が進んでいます。
業務を自動化することで、人は別の業務に時間を割けるようになります。
成果を直接生み出すコア業務に人は注力し、生産性向上に繋げましょう。

4.スモールスタートにおすすめのRPA製品

業務の自動化を進めるためにおすすめのRPA製品をご紹介します。
まずは小さく始めて、効果を確認しながら、RPA適用範囲を広げていくことをおすすめしています。

WinActor(提供:NTTアドバンステクノロジ株式会社)

WinActorはNTTグループで開発された純国産のRPA製品です。
プログラミング未経験の方でも使えるツールとして評価されています。
2021年7月時点で、国内導入実績が6,500社を突破しました。

Power Automate Desktop(提供:Microsoft社)

Microsoft社が提供するRPA製品です。
Windows 10 Homeエディション以上のライセンス、及びMicrosoft アカウントまたはMicrosoft 365 などの組織のアカウントを保有していれば無償で利用することができます。

UiPath(提供:UiPath社)

UiPathは世界中で多くの導入実績があるRPA製品です。
2020年2月時点で国内では1500社、グローバルでは6000社の企業が導入しています。

Coopel(提供:株式会社ディー・エヌ・エー)

クラウド型のRPA製品で、Webブラウザ、Excel,クラウドサービスの自動化に特化しています。
月額5,400円から始められるため、コストを抑えた導入が可能です。

5.まとめ

生産性向上に向けて、企業が取り掛かるべき施策をご紹介しました。

・業務の見える化
・業務の平準化
・業務の自動化

特に、1つ目に挙げた「業務の見える化」は、業務改善活動において欠かせません。
コストを削減し、労働者1人あたりの成果(付加価値)を増やすために、できることから取り組んでいきましょう。
弊社ではRPAを始めとした業務効率化ツールのご提案・サポートをおこなっております。
生産性向上に関してお困りの方はお気軽にご相談ください。

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