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導入前の困りごと WinActor バージョン7を知る

WinActorバージョン7を知りたい!概要・価格・新機能を解説

2021年4月に、NTTグループの純国産RPA製品「WinActor(ウィンアクター)」の最新バージョン「バージョン7.2.1」がリリースされました。
バージョン7シリーズは、バージョン6シリーズに対し、多数の新機能が追加・更新されています。
本記事では、WinActorバージョン7シリーズの導入を検討している方に向けて、概要や価格、製品を試す方法を解説します。
また、バージョン7シリーズの新機能について、弊社社員が実際に使って感じた操作感の感想と共にご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

目次
1.WinActorバージョン7シリーズとは
2.動作環境と価格
3.バージョン7を試す方法
4.バージョン7の新機能
5.まとめ

1.WinActorバージョン7シリーズとは

WinActor バージョン7シリーズとは、WinActor バージョン6シリーズをリメイクした全く新しいWinActorです。
WinActor最大の特徴である「現場フレンドリー」の思想を追求し、初心者から上級プログラマまで、誰もが使いやすいRPAとなっています。

ポイント:RPA製品を選ぶときには製品の使いやすさ(操作性と機能)が重要

企業によってRPA製品を選ぶ基準は様々です。
しかし、必ずチェックしたい観点が「操作性」「機能」です。
RPAは製品を導入後、業務に合わせてロボット(フローチャート)を作成する必要があります。
操作性がしっくりこない製品を選択すると、ロボット作成が滞り、業務効率化を進めることが難しくなります。
また、RPA製品によって、機能が異なります。ウェブシステムに特化した製品もあれば、ローカルで保持しているファイルを操作できる製品まで、多種多様です。
どのような業務を効率化したいか念頭に置き、要件を満たす機能を持った製品を選択しましょう。
バージョン7はプログラミング未経験者でも操作しやすく、ロボット作成をスムーズに進めることができます。
加えて、幅広い業務でお使いいただけるように機能面も優れており、おすすめの製品です。

2.動作環境と価格

動作環境

ノードロック版、フローティングライセンス版のクライアント端末の動作環境をご紹介します。

WinActor® Ver.7.2

■ソフトウェア環境条件(必須)

オペレーティングシステム Microsoft Windows 10 Pro, Microsoft Windows Server 2016, Microsoft Windows Server 2019
実行環境 Microsoft .NET Framework 4.8以上

■ハードウェア推奨環境

ディスプレイ FHD(1920×1080)が表示可能であるもの
サウンド シナリオ中で音を出すためのサウンド機能(スピーカを含む)
※音機能を使わない場合には不要
推奨CPU Core i3-6100 (2コア 3.7GHz)以上のx86またはx64プロセッサー
ハードディスク 空き容量 3.0GB以上
メモリ 2.0GB以上

■自動化対応ツール

Webブラウザ 自動記録 / 自動操作対応:Internet Explorer 11, Google Chrome, Mozilla Firefox, Microsoft Edge(Chromium)
自動操作対応:Microsoft Edge(EdgeHTML版)
アプリケーション WinActorでは、処理の自動実行時に外部ファイルから読み込んだ値をシナリオ中で利用する変数に格納したり、実行結果を外部ファイルに書き出したりすることができます。
外部ファイルの形式には、CSV 形式とExcel 形式(拡張子がxls, xlsx, xlsm)を利用できます。Excel 形式を利用する場合は、Microsoft Office Excel 2013, 2016, 2019 のいずれかをインストールする必要があります。

https://winactor.biz/product/winactor_v7.html

価格

WinActor バージョン7の価格は、バージョン6から変更されていません。
同価格で提供されています。

■ノードロック版

フル機能版 メーカー希望小売価格 908,000円(税別)
実行版 メーカー希望小売価格 248,000円(税別)
RPAプロジェクトにかかる費用は、ライセンスの費用のみではありません。
運用・保守にかかる費用も考える必要があります。
情報を集めて導入にかかるコストを算出しましょう。
弊社では、運用保守にかかわるサポートを無償で提供しています。
RPAプロジェクトの費用について、詳しくはこちらをご確認ください。
https://braingate-plus.co.jp/winactor/knowledge/210420/

3.バージョン7を試す方法

バージョン7の操作を試してみたい、という方に向けて、評価版をお渡ししています。
評価版では、WinActorフル機能版ライセンスの機能を30日間試用することができます。
実際にロボットの作成、実行が可能です。

注意事項:互換性について

WinActorバージョン5またはバージョン6で作成したファイルをバージョン7で保存すると、保存したファイルの拡張子が変化します。
バージョン7で保存したファイルをバージョン5およびバージョン6で読み込むことはできませんのでご注意ください。

4.バージョン7の新機能

2021年1月にリリースされた「バージョン7.2.0」と2021年4月にリリースされた「バージョン7.2.1」から、新機能の一部をご紹介します。

初心者向けエディタ(WinActor Storyboard

概要

これまでのWinActorにはなかった、全く新しいシナリオエディタが追加されました。
シナリオ作成初心者の方を対象とし、ノーコードにてシナリオを作成することができます。
通常のシナリオ編集画面では「変数」という概念が必要不可欠でした。
しかし、初心者向けエディタ(WinActor Storyboad)では、変数を意識することなくシナリオを作成できます。
「バージョン7.2.1」ではUIが改善され、更にシナリオを作成しやすくなりました。

こんな時に使える!

・通常のWinActorより画面内の要素がシンプルなので、「通常のWinActorでシナリオを作成するのは難しかった!」という方に試してもらいたい仕様になっています。

感想

・各要素がシンプルで、操作自体は簡単。
・設定できていない項目は赤色になり、何が設定できていないか表示されるので分かり易い。

注意点

・WinActor本体と同じフォルダにインストールするとWinActorが正しく動作しなくなります。(WinActor本体とは異なるインストール先フォルダがデフォルトで設定されています)
・WinActor Storyboard とWinActor Ver.7は同時に起動できません。

UI Automationを用いた新しい自動記録モード

概要

Microsoft UI Automationを利用した新しい自動記録モードが追加されました。
今までのイベント記録モードでは指定できず、画像マッチングやエミュレーションで作成していた操作についても、自動的にシナリオのノードを作成することが可能になります。(一部対応できない要素もあります)

こんな時に使える!

・エミュレーションで操作を記録した場合は座標情報を使っていましたが、
UI Automationによって、対象アプリケーションの要素を指定して操作できるようになりました。
・「自動記録で作る→UI Automationで作る→画像マッチング・エミュレーションで作る」というように順番に試してシナリオを作成していくと良さそうです。

感想

・今まで画像マッチングやエミュレーションで操作していたアプリケーションが、UI Automation 自動記録モードで操作できるようになったので、自動記録モードで簡単に操作することができる。

スクリーンセーバー解除機能

概要

スクリーンセーバーによるシナリオ実行の失敗を防ぐため、
スクリーンセーバー解除機能が追加されました。

こんな時に使える!

こんな場合にご活用いただけます。
・シナリオ実行中に長時間の待機が発生する
・ユーザーの居ない深夜時間帯にシナリオを実行させる
また、シナリオ実行中にスクリーンセーバーが起動しないよう設定することもできます。

感想

・マニュアルに沿って簡単に設定できる。
・シナリオを夜間でも動かしたい又は動かしている方におすすめの機能。

5.まとめ

WinActorバージョン7の概要、価格、製品を試す方法、新機能についてご紹介しました。
今回ご紹介した新機能以外にも、バージョンアップにより様々な機能が追加されています。
サポートサイトで解説していますので、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
https://winactor-support.jp/introduce/faq-064/

「WinActorバージョン7の導入を検討している」、「相談したい」という方はお気軽にお問い合わせください。

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