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導入後の困りごと RPAプロジェクトのよくある失敗

よくある失敗から学ぶ!RPAプロジェクトを成功させる3つのコツ

2021年1月にWinActorは導入企業数6,000社を突破しました。
導入企業が増えると共に、全社展開に向けて推進中、または全社展開を終え、安定した運用期に入った企業も増えてきました。
「○○時間削減!」「○○円削減!」といった成功事例を見ることも増えた一方で、
RPAプロジェクトが失敗したという事例も目にするようになりました。

本記事では、失敗しがちなRPAプロジェクトの3つのポイントをもとに、成功させるためのコツ・対策をご紹介します。

目次
1.ポイント①:具体的な計画がない
2.ポイント②:学習の機会・体制がない
3.ポイント③:社内認知度が低い
4.まとめ

1.ポイント①:具体的な計画がない


失敗するRPAプロジェクトの特徴、1つ目は『プロジェクトに具体的な計画がないこと』です。

RPAは導入するだけで業務を自動化できるツールではありません。
RPA導入後、「どの業務を自動化するか検討する」、「ロボットを作成する」など、
RPAプロジェクトを進めるための作業がいくつかあります。

作業内容
・自動化対象業務のリストアップ
・業務フローの整理
・ロボット作成
・運用テスト   など

RPAプロジェクトの主担当になった方にとって、上記の作業内容を踏まえて計画を立てることは、重要なことです。
しかし、導入初期の場合、担当者が他業務で忙しく、十分に計画を立てることができない可能性があります。
RPAプロジェクト等の業務改善活動は、優先度が低くなりがちなため、停止してしまうこともあります。

そこで、次のように明確に計画を立てることで、RPAプロジェクトの停止を防ぎます。

・必要な作業をアクションレベルで書き出す。
・上記作業に対して、スケジュールを決める。
・スケジュール、タスクをメンバーと共有する。

予定通りに作業が進まなかった場合は、計画を見直し、次のアクションプランを立てる際に経験を活かしましょう。

2.ポイント②:学習の機会・体制がない


失敗するRPAプロジェクトの特徴、2つ目は『開発に関する学習の機会・体制がないこと』です。

上記の例でもあるように、RPAは導入するだけで業務を自動化できるツールではありません。
RPAの使い方、ロボット作成方法を学習し、実際に業務を自動化するロボットを作成する必要があります。

しかし、学習の時間や実際に作る時間の確保、メンバー同士で相談できる体制作りができていない場合、
ロボット作成に時間がかかり、RPAプロジェクトの進捗が遅れてしまいます。

そこで、次のように学習・作成の機会、体制作りを行いましょう。

・RPA推進チームを立ち上げる。
・RPA学習、作成を習慣化するために、定期的に時間を取る。

(例) 週1回ロボット作成勉強会の時間を作る、3ヶ月に1回成果発表会をおこなう
・RPAや業務改善ついて社内で広報し、活動の輪を広げる
・スキルを向上させるために、社外の技術セミナーを受講する

学習・作成の機会、体制を作ることによって、RPAプロジェクトの進捗が失敗することを防ぎましょう。

3.ポイント③:社内認知度が低い

失敗するRPAプロジェクトの特徴、3つ目は『RPAの社内認知度が低いこと』です。

RPAプロジェクトで、成功するためには 、
業務担当者が普段行っている業務からRPAに適した業務を見つける必要があります。
その為、事前にRPAプロジェクトについて理解を得る必要があります。

RPAプロジェクトへの社内認知度が低い場合、以下のような問題が発生する可能性があります。

RPAを理解されておらず、協力が得られない

業務担当者がRPAを理解していない場合、RPAプロジェクトに協力してもらえない可能性があります。
業務棚卸だけでなく、ロボット作成のためのヒアリングなど、RPAプロジェクトには業務担当者の協力が必要です。
RPAによる効果を理解してもらい、RPAプロジェクトへ協力していただきましょう。

そこで、次のように社内認知度を高める活動を行いましょう。

・業務改善やRPAの勉強会を開催する
・社内SNS、ポータルサイトなどで広報する
・デモ動画を作成し、社内で展開する

RPAプロジェクトや業務改善活動の認知度を高めることで、周囲の協力を得られるようにしましょう。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。
失敗しがちなRPAプロジェクトの3つのポイントをもとに、RPAプロジェクトを成功させるためのコツ・対策をご紹介しました。

・具体的な計画がない
・学習の機会、体制がない
・社内認知度が低い

本記事の対策をもとにプロジェクトを見直しましょう。

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