最新情報! WinActor Ver7.6.0の新機能を解説
最新情報!WinActor Ver7.6.0の新機能を解説
2025年7月17日(木)にNTTアドバンステクノロジ株式会社からWinActorの最新バージョンとなるVer7.6.0が販売開始されました。
これまでのVer7.5.1から更に使いやすくなっており、シナリオ作成をサポートしてくれる機能も充実しています。
本記事ではその概要を解説いたします。
1.WinActor Ver7.6.0の新機能
2.新機能① 生成AI連携強化
3.新機能② 記録モードの拡充
4.新機能③ シナリオ差分表示機能
5.新機能④ シナリオフォーマットチェック機能
6.新機能⑤ ライブラリのPython化と最新化機能
7.ご相談はこちら
1.WinActor Ver7.6.0の新機能
WinActor Ver7.6.0の新機能のポイントは次の通りです。
① 生成AI連携の強化
② 記録モードの拡充
③ シナリオ差分表示機能
④ シナリオフォーマットチェック機能
⑤ ライブラリのPython化と最新化機能
⑥ 繰り返し機能の拡充
⑦ シナリオ作成時のガイド改善
⑧ 問合せ用情報収集時のログ改善
⑨ BOX認証方式拡充
⑩ WMC連携機能拡充
このうち本記事では①~⑤について解説します。
2.新機能① 生成AI連携強化
生成AIとの連携が強化され更にシナリオ作成がしやすくなりました。
(1) 対話によるシナリオ作成
Ver7.5.1までと違い対話形式でシナリオ作成をさせることができるようになりました。
(2) 画像認識AIとの連携
生成AIを利用して画像を分析するシナリオが簡単に作成できるようになりました。
(3) 帳票操作支援機能
帳票を生成AIに分析させて変数やその初期値を設定することができます。
また分析した結果を用いて帳票を操作するライブラリが提供されました。
3.新機能② 記録モードの拡充
操作記録のモードに画像マッチングモードが追加されました。
このモードを使用することで簡単に画像マッチングノードの設定ができます。
4.新機能③ シナリオ差分表示機能
シナリオを修正した際に修正前と修正後の違いを表示させることができます。
WinActorでシナリオを開いた状態で比較ボタンを押下して、比較するシナリオを指定すると差分が表示されます。
緑の枠囲みは変更部分を示します、追加されている部分は黄色の枠囲みが設定されます。
5.新機能④ シナリオフォーマットチェック機能
作成したシナリオ内の問題があるかもしれない部分をチェックしてくれるようになりました。
機能編集エリア内に「シナリオフォーマットチェック」タブが追加され、
チェックボタンを押下するだけでWinActorがシナリオ内の対応が必要な個所を知らせてくれます。
表示された行をダブルクリックすれば対象のノード等が表示されますので対処もすぐにできます。
チェックを実施したくない項目があれば下記の設定から指定することができます。
6.新機能⑤ ライブラリのPython化と最新化機能
Microsoftは2023年にVBScriptを非推奨とすることを発表しました。
また2027年には初期設定のままでは無効に(動作しなく)なります。
WinActorが提供しているライブラリにもVBScriptが使用されていますので、現在のままでは影響を受けてライブラリが利用できなくなる可能性がありました。
そのためWinActorのVBScriptによる同梱ライブラリをPythonによる同梱ライブラリに最新化しました。
これによりVBScriptが無効になっても継続してWinActorのライブラリを使用して頂くことができるようになりました。
また現在のVBScriptによる同梱ライブラリをPython化された最新の同梱ライブラリに変換するツールも用意されています。
(メニューバー「ツール」⇒「ライブラリ最新化」)
(変換ツールは同梱のVBScriptノードにしか対応していません、VBScriptを自分で変更したノードは変換することができません)
7.ご相談はこちら
その他、本記事ではご説明しなかった新機能もございますので、どんな機能なのかお知りになりたい、
或いはご活用中のシナリオに適用できるか確認したいなどがございましたらお気軽にお問合せください。
弊社は古くからWinActorの正規一次代理店で、無料の技術サポートが特徴です。
ご質問、ご相談などは下記のお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。