RPA×生成AIの活用 誤字・脱字チェックシナリオ
RPA×生成AIを活用した誤字・脱字チェックシナリオ
会報やメール文作成・チャットボットでの社内ナレッジの回答など、ここ最近の生成AIの進化により業務の効率化の手段のバリエーションが増えております。
生成AIは誤字・脱字チェックを行うこともできます。
今回は弊社で作成した生成AIによる誤字脱字チェックシナリオの事例を紹介します。
1.誤字・脱字チェックの現状と課題
2.RPA×生成AIを組み合わせたシナリオ概要
3.使用者の感想
4.APIキーの使用
5.RPA×生成AIを組み合わせたい場合の相談はこちら
1.誤字・脱字チェックの現状と課題
顧客・勤怠・経費などの管理をExcelで行っている企業が多いです。
その中でもお客様の問い合わせに対する回答をExcelで管理している企業もあります。
作成された回答に誤字・脱字が発生することもあり、お客様にお送りするためにチェックに時間と労力がかかってしまうこともあります。
そこで生成AIを使用することでチェックにかかる時間と労力を削減することができます。
2.RPA×生成AIを組み合わせたシナリオ概要
今回作成した生成AIを使用したシナリオの流れは以下のようになっております。
手動での準備
- 誤字脱字チェックをしたいExcelファイルを指定のフォルダに格納
RPAを実行
- Excelからお客様の問い合わせに対する回答を取得
- 誤字・脱字チェックのプロンプト(生成AIに対する指示文)の中に回答を組み込む
- APIキーを通じてプロンプトを生成AIに送信し、修正された回答取得
- 取得した回答をExcelの中に転記
※これをファイル数分繰り返します
3.使用者の感想
実際にシナリオを使用された方からは
「問い合わせ内容や回答のチェックという工程が1つスキップできるので、作業が楽になりました」
という感想を頂きました。
意外と時間がかかる誤字・脱字チェックする時間を削減することで他の業務に時間を充てることができるようになります。
4.APIキーの使用
WinActorでは「チャット応答取得」というサブシナリオでAzure OpenAI・OpenAIでのAPIキーを使用することで生成AIに指示を送信・取得することができます。
Azure OpenAI・OpenAIはトークン量によってお金がかかります。
生成AIを活用したシナリオにお金をかけず作成したい場合は、2025年6月現在では基本無料で使用できるGeminiのAPIキーとHTTPノード(WinActorで外部サービスと連携するためのノード)を組み合わせて使用することをおすすめします。
5.RPA×生成AIを組み合わせたい場合の相談はこちら
生成AIの活用は業務効率化のための強力な武器となります。
ぜひこの機会にRPAと生成AIの組み合わせも試してみてはいかがでしょうか。
弊社は古くからWinActorの正規一次代理店で、無料の技術サポートが特徴です。
RPAと生成AIの組み合わせのご相談などは下記のお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。