導入後の困りごと RPAのサポート
「RPAの利用で起こる困りごと」と「サポートの大切さ」
RPAは、パソコンで動く様々なアプリ/画面を自動で操作する仕組みです。
RPAの利用には、便利な反面「ロボットをつくる場面」と「ロボットを動かす場面」のそれぞれで
必ず困りごとが起こるというリスクがあります。
ここでは、RPAの利用で起こる困りごとと、サポートの大切さについて解説します。
1.RPAの特徴
2.RPAの困りごと
3.サポートの大切さ
4.まとめ
1.RPAの特徴
RPAの最大の特徴は、「人の代わりにロボットが画面を動かす」ということです。
RPAのロボットをつくるときは、動作させる他のアプリ/画面の仕様の詳細が分からないまま、
見た目の動きで判断してつくっていきます。
そのため、例えば特定の条件の時にしか表示されないポップアップ等はついつい見落としがちになってしまいます。
また、動かすアプリ/画面が自社システム/自社サイトやExcel/Outlook等の市販ソフトの場合は、ほとんど問題が起きることはありません。
ただし、例えばそれらが他社のサイトの場合は、画面のちょっとした変化の影響を受けてしまうことがあります。
2.RPAの困りごと
困りごと① ロボットをつくる場面での困りごと
ロボットのつくり方が分からないことがある。
RPAを導入すると、多くの場合は自社で学習してロボットをつくります。
この時に実現したい内容によっては、どうやってつくればよいのか分からないことがあります。
例えば、RPAの中でも国内シェアNo.1のWinActor®は、Windowsのみで動作し、
ロボット(シナリオと言います)をつくる時に、「プログラミングが不要」「すべてが日本語で分かりやすい」等の特徴があります。
そんなWinActor®には、あらかじめ多くの部品が用意されています。
部品は日本語で分かりやすいので、通常は自分で探すことが容易ですが、実現したいことによっては戸惑ってしまうこともあります。
そこで、RPAを使いこなすには、気軽に相談できるベンダーとそのサポートが大切になってきます。
補足:自社でロボットをつくらず外注する場合はこの困りごとは発生しません。
その代わり、後述の困りごと②にて運用中に発生したエラーの対応が迅速にできず業務に支障をきたすリスクがあります。
困りごと② ロボットを動かす場面での困りごと
動かすアプリ/画面が変わってしまう等の理由で、動かなくなることがある。
前述の通り、RPAはパソコンで動く様々なアプリ/画面を自動で操作する仕組みです。
従って、「自動で動かすアプリ/画面が変わってしまう」や「OS環境が変わってしまう」等の理由で、実行中に動かなくなることがあります。
また、通常のシステムと同様に「ネットワークが不安定」という理由でも実行中に動かなくなることがあります。
RPAには、動かないことを検知し原因を調べるための機能が備わっているので、その方法を知り、実践し、ロボットを改良することで
動かなくなることを回避し、自動化操作を再開することができます。
パソコンの故障やネットワークの障害では回復させるしか手段がありませんが、それ以外の場合はロボットを改良しながら育てていくことが効果的です。
しかし、中には専門知識が無いと原因や対処方法がわからないことも起こります。
ですので、ここでも気軽に相談できるベンダーとそのサポートが大切になってきます。
3.サポートの大切さ
前述の2つの困りごとにできるだけ迅速に対応するために、自社で習熟者を育てる方法がありますが、当然そこには限界があります。
このため、通常のRPAの販売店にはサポートがあります。
ですが、中にはサポートが無く、RPAの販売だけをしているところもありますので注意が必要です。
RPAで効果を出し続けるためには、販売店のサポートの有無、サポートの技術力や経験値が大切な要素になってきます。
また、当然サポートの価格も重要です。
4.まとめ
RPAの利用には、外部からのサポートが必要です。
特にシナリオの開発・運用に関しては、専門家の協力を得ながら進めることが効果的です。
弊社のWinActor®サポートには、次の2つの特徴があります。
①多くのサポートの経験と蓄積にもとづく無料サポートがある
2017年のWinActor®取扱い当初から「サポートデスク」を設置し、
東京・名古屋・大阪・福岡の4拠点に技術者を配置し、無料でサポートを行っています。
お客様がお困りの際は上記のどこへでも回数無制限でお問い合わせができます。
今でも毎日お問い合わせをいただいていますので、長年の実績と蓄積があります。
②WinActor®開発元との連携
WinActor®はNTTアドバンステクノロジ社が開発し、代理店販売の形式をとられています。
弊社は2017年のWinActor®の取扱い当初から全国で数少ない正規一次代理店として販売しており、
開発元と連携した迅速な対応ができます。
もし、現行の販売店からサポートを得ることが難しい場合や、サポート費用にお困りの方は一度ご相談いただければ幸いです。
「問い合わせをするのはハードルが高い」、「情報だけ貰えればいい」という方は、
弊社サポートサイトにて情報を掲載しておりますので、そちらをご覧ください。
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