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導入後の困りごと WinActorライセンスの見直し

【WinActor】ライセンス更新に合わせてライセンス数を見直す際のポイント

WinActorライセンスは年間サブスクリプション方式で、1年間のライセンス利用料を支払います。
そのため、利用を継続するためには、ライセンスの契約を更新する必要があります。
以前にも、WinActorライセンスの更新について、更新方法や更新時のポイントをご紹介しました。

今回は、ライセンス更新に合わせてライセンス数を見直す際のポイントを解説します。

1.ライセンスの稼働状況を把握する
2.ライセンス数を見直す
3.まとめ

1.ライセンスの稼働状況を把握する

ライセンス数を見直すためには、ライセンスの稼働状況を把握する必要があります。
ライセンスの稼働状況を把握するポイントは次の2つです。

(1)部門ごとのライセンス稼働状況を把握する

ライセンスを導入している部門に対し、ライセンスの稼働状況をヒアリングしましょう。
『シナリオの稼働状況』、『シナリオ作成状況』を確認し、ライセンス数の過不足がないか確認しましょう。
利用上の課題を課題管理表に記載しておくよう運用ルールを整備しておくと、ライセンスの稼働に関する問題の抽出・解決策立案に役立ちます。
また、まだ導入していない部門から、ライセンス利用の要望はないかチェックしましょう。
社内認知度が高まれば、導入を希望する部門が増加するため、未導入部門の要望を確認する必要があります。

(2)ライセンス種類ごとの稼働状況を把握する

WinActorには2種類の製品形態が存在します。
フル機能版実行版です。
そこで、導入部門ごとにフル機能版(開発機)と実行版(実行機)の稼働状況を確認します。
自動化したい業務が何十個もあり、開発機が足りず開発が追い付いていないということはありませんか?
反対に、シナリオの作成は十分できたので、開発機が余ってはいませんか?
開発機の数は適切か確認しましょう。
また、シナリオの数が増えると、1つのライセンスでは実行スケジュールが組めない場合があります。
シナリオを実行するための実行機の数は十分か確認しましょう。

各部門の担当者にヒアリングする以外にも、管理ツールを使うことで簡単にライセンスの稼働状況を把握することができます。
管理ツールでは、ライセンスの利用状況やシナリオの実行状況を管理することができます。

取扱製品
・WinActor Manager on Cloud
・WinDirector powered by NTT-AT

管理ツールについて、詳しくはこちらのページをご覧ください。

WinActor Manager on Cloud
WinDirector powered by NTT-AT

WinDirector powered by NTT-ATの管理画面

画像:WinDirector powered by NTT-ATの管理画面

2.ライセンス数を見直す

ライセンスの稼働状況が把握できたら、ライセンス更新に向けて、必要なライセンス数を見直します。
次の観点から、見直しを検討します。

・ライセンス数を増やす・減らす
・ライセンス方式を変更する
・製品を変更する

ライセンス数を増やす・減らす

ライセンスの増減は、稼働状況をもとに判断しましょう。

例1)未導入部門から導入したいという要望があった
  現在:フル機能版 4
  更新:フル機能版 7

例2)シナリオ開発は一旦完了したため、開発機よりも実行機を増やしたい
  現在:フル機能版 5  実行版 2
  更新:フル機能版 2  実行版 6

ライセンス方式を変更する

WinActorには2種類のライセンス方式があります。
ノードロックライセンスフローティングライセンスです。

ノードロックライセンスとは
指定したPCのみインストール可能で、利用する端末が固定されます。
ライセンスを利用するPCの数に応じて、ライセンスの購入が必要です。

フローティングライセンスとは
複数のPCにインストール可能で、購入したライセンスの数まで、同時利用が可能です。
管理サーバの構築が別途必要になります。
管理ツールでライセンスの同時利用可能数を管理することができます。

トライアル導入や導入初期では、ノードロックライセンスを導入し、本格導入に向けた効果を測定するのが一般的です。
導入が拡大するにつれ、ライセンス数を増やしたいという場合にフローティングライセンスの導入という選択肢があります。
ライセンスの利用部門や開発者が増加した際に、ライセンスを共有したい場合、フローティングライセンスへの変更をお勧めしています。

製品を変更する

ライセンスの稼働状況を調べた結果、自動化対象業務が1、2個のみでライセンス費用分の効果を上げられていないという場合もあります。
WinActorには関連サービスに「WinActor Cast on Call」という従量課金型のRPAサービスがあります。
少ない業務量でもRPAの効果を出したい方にはWinActor Cast on Callをお勧めしています。

3.まとめ

WinActorは年間契約のため、毎年の稼働状況に合わせてライセンス数を調整することが可能です。
ライセンス更新の時期までに稼働状況を把握し、ライセンス数を見直しましょう。
また、導入規模によっては、ライセンス方式の変更や製品の変更も選択肢の一つといえるでしょう。
ブレイン・ゲートでは、WinActorライセンスの更新に関するご相談を受け付けております。
ライセンス更新、その他製品について詳しく知りたい方はお気軽にお問合わせください。

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