パソコン作業に追われる毎日から卒業しませんか？“あなたの代わりに働く”デジタル社員＝RPAという選択
はじめに｜それ、本当に“人間の仕事”ですか？
毎朝、パソコンの電源を入れて、まずやるのはメールチェック。
添付されたデータを開いて、フォルダに保存し、名前を付け替え、管理システムに入力して、確認のメールを返す。
気づけば、午前中が終わっていた——
こうした“事務作業に追われる日々”に、うんざりしている方も多いのではないでしょうか？
実は、その業務、「RPA（アールピーエー）」というデジタル社員に任せることで、大幅にラクにすることができます。しかも、一度覚えさせれば、ミスなく、休まず、黙ってこなしてくれる。
本記事では、「RPAって聞いたことはあるけどよく知らない」「WinActorって何？」という初心者の方に向けて、「RPAとは何か？」「なぜ今、導入が進んでいるのか？」をゼロから解説します。
そもそもRPAとは？かんたんに言うと…
RPAとは、「Robotic Process Automation（ロボティック・プロセス・オートメーション）」の略で、
パソコン上の定型作業を自動でこなしてくれるソフトウェアロボットのことです。
たとえば、人がいつもしているような、
- Webからのデータ収集
- Excelへのコピペ作業
- 社内システムへのデータ入力
- 定型レポートの作成・送信
こういった「決まった手順で繰り返す仕事」を、あらかじめ記録し、自動で実行してくれるのがRPAです。
言ってみれば、“自分のクローン”がパソコンの中にもう一人いるようなもの。しかも、夜中でも土日でも、ミスなく淡々と働いてくれます。
RPA導入が進む理由｜“人手不足”をテクノロジーで補う時代へ
日本では、少子高齢化によって人材不足が深刻化しています。とくに中小企業や地方の企業では、「人手が足りない」「業務が属人化していて他の人ができない」といった課題が顕在化しています。
そのなかで、RPAが注目されている理由はシンプル。
- 人がやっていた作業を自動化できる
- 働き手を増やさずに業務量をこなせる
- 属人化した作業を“見える化”できる
- 残業削減やミス防止に貢献できる
つまり、RPAは“人手不足の解決策”として期待されているツールなのです。
「WinActor」って何がすごいの？
RPAツールには様々な種類がありますが、「WinActor（ウィンアクター）」はNTTグループが開発した日本生まれのRPAツールです。
WinActorの特徴は次のとおり：
- 日本語UIで使いやすい（マニュアルも全部日本語）
- ノーコードで作れる（プログラミング不要）
- Windows上で動くすべてのアプリに対応
- 多くの自治体・企業で実績あり
- サポート体制がしっかりしている
たとえば、ExcelやAccess、ブラウザ、業務システムなど、「ふだんの業務で使っているもの」をそのまま記録し、自動化できるのが強みです。
導入事例｜人が手作業でやっていたことを“ロボ”がやる時代へ
◆建設会社A社の事例
課題： 毎月の見積書の作成に丸1日かかっていた
導入後： RPAで「データ抽出 → 見積書自動生成 → メール送信」までを自動化。
効果： 月20時間の作業が、5分に短縮。担当者は企画業務に集中できるように。
◆小売業B社の事例
課題： ECサイトの商品価格更新が属人化していた
導入後： RPAに更新手順を記録し、ボタンひとつで更新可能に
効果： ミスがゼロになり、担当者が育休に入っても業務継続できた
実際に導入するには？
「でも、ウチにはシステム担当がいないし…」
「こういうのって大企業だけの話でしょ？」
そんな不安を持つ方も多いですが、実は小規模な部署でも導入されている事例が多数あります。
導入の流れは以下の通り：
- 【業務の洗い出し】
→「どの作業を自動化すれば効果があるか？」を整理 - 【PoC（試験運用）】
→ 実際にRPAで動くかを一部でテスト - 【本格導入・運用開始】
→ 成功事例をもとに社内展開を進める
支援サービスも充実しているため、導入から運用まで、パートナーと一緒に進めるケースも多くなっています。
RPAで仕事は奪われるのか？
RPAの話になると「人の仕事がなくなるのでは？」という懸念の声もあります。
しかし実際は逆で、人間にしかできない“考える仕事”に集中できるようになるのが、RPAの本質です。
「判断」や「創造」など、人間らしい力が求められる仕事に専念するためにも、
“やらなくていい仕事”を減らすことは、現代の働き方のキーポイントと言えるでしょう。
まとめ｜RPA＝もうひとりの自分をパソコンの中に
あなたが毎日やっているルーティン作業。
それ、本当に「あなたじゃないとできない仕事」ですか？
もし答えが「NO」なら、その作業こそRPAの出番です。
WinActorを使えば、特別なスキルがなくても、自分の“分身”をつくって業務を手放すことができます。
今後、デジタル社員とリアル社員が共に働くのが当たり前になる時代。
その第一歩として、「RPAとは何か」を知ることから始めてみませんか？
